川合康子プロフィール

こんにちは。
川合康子(かわいやすこ)です。

私は子どものころから、親から期待されなくても一人でコツコツと勉強する「良い子」でした。
自分で進学先や就職先を見つけ、親に負担をかけまいとアルバイトで学費を捻出し、会社員になってからは、毎年会社から与えられる目標を一生懸命クリアし、地道にキャリアを積みました。子どものときから仕事は何であれ定年まで続けるつもりでした。

やがて同期が結婚ラッシュを迎えました。

社内恋愛から結婚するカップルも多かったですが、会社の期待に応えようと仕事をしている自分としては、結婚や出産で退職してゆく女性たちの心理が理解できませんでした。

しかし、結婚ラッシュが落ち着いた20代後半あたりから私が本当に目指すべき方向は何だろう? この仕事、この会社でいいのだろうか? いまさら感が強いけどやはり結婚すべきかなあ? 子どもを産むなら35歳までが理想だけど…とモヤモヤしはじめました。

キャリアも子育ても両立している女性のロールモデルは身近にいませんでした。

そしてそのまま、30代を迎えました。

すると、それまでなかった肩こりや腰痛が出はじめました。

まるで肩や腰が「(子どもを)産め~、はやく産め~」とサインを送っているようでした。
またそれまで「ずっと(結婚しないで)家にいてね~」と言っていた親が突然「誰かいい人、一人ぐらいいないの?」と言いだしました。
そこで改めて周囲を見渡すと、なんとまあほとんどのめぼしい男性は結婚しているではありませんか!

ここで、私は完全に結婚で「出遅れた」ことを悟ります。
定年を迎え社会とつながりが無くなった父、非社交的な母。
もともと、進学でも就職でも、心配と反対ばかりでまともに助言も励ましもしてくれなかった親なので、まったくアテにできません… 特につきあっている人もいません…

「婚活」という言葉すらなかった1990年代、31歳の私はこうして荒れ狂う「婚活海」に一人、ボートでこっそり漕ぎ出したわけです。

それからの苦労、苦戦は、ご想像にお任せします…
良い子、優等生、真面目な社員として生きてきた私のプライドはこなごなに砕け散りました。

女性は、「若さ」と「かわいげ」が最高の価値とされ、真面目さや成績は二の次とされる世界…

30代
身長170cm
大柄
顔はわりと地味
一人暮らしの経験なし(=料理あんまりやったことないです)
国立大学卒
一生仕事を続けたい(=転勤にはついていけません)
年に数回、海外出張あり
親への根深い不満とそこからくる「心の深い闇」
コンプレックスの塊

これらのハンデを抱えた私は、圧倒的にモテませんでした。

「勉強と仕事はとってもがんばってきた」という私の努力面を男性陣があっさりとスル―し、あからさまに若い女性に群がってゆく姿に不条理を感じていました。

バカヤロウ。こうなったら下手な鉄砲なんとやら、面談の回数をMAXまで上げよう!

半ばヤケクソになって出会いを求め、日程と予算が許す限りあちこち走り回りました。
じぶんでも驚くほどのフットワーク。
途中から、同志(活動仲間)もどんどん増えました。

アヤシイものから真面目な企画、上流お見合いパーティーまでくまなくカバー。
31歳から34歳までの4年間で星の数ほどのイベント、お見合い、合コン、パーティ、ご紹介をこなしました。
週末は、例えば昼間はお見合い、夜は合コン、というダブルヘッダーも普通にこなしました。
お金は、交通費やご紹介いただいた方へのお礼も含めると4年間で3百~4百万円くらい投資したと思います。
やるときは後悔しないよう徹底的にやる。決してあきらめない。絶対に結果を出すと信じる、が私の基本スタンス。

そんなに私に大きな転機が訪れたのは、忘れもしない34歳の夏、US出張の帰路でした。

搭乗まで時間があったのでサンフランシスコ空港の本屋にふらりと入ってみました。
あるベストセラー本が山積みになっていました。
手に取ると、転職のマニュアル本のようでした。
“What color is your parachute ?” (邦題は「あなたのパラシュートは何色?」)という不思議なタイトル…

※この本は改訂版が毎年出版されており、2017年版も出ています

もともとマニュアル本が大好きだった私ですが、その本によりまさに目からウロコが落ちたのです。

自分の内面と向き合い、自分を肯定し、強味を把握し、ゴールを明確化し、戦略的に行動する。
そして決してあきらめない。
これまでの活動を見直して、違う行動をとってみる。

転職の成功に必要なこれらのポイントと具体的な方法が、ぶ厚い本にびっしりと書いてあります。これって結婚にも応用できそうだ!
私は頭の中で「就職」を「結婚」に、「雇用主」を「お相手」に一括変換しながらむさぼるように読みました。

その後、出張のたびに海外の婚活本を読んだり、実際にいくつかのワークショップに参加したりして、じぶんなりにメソッドをまとめてみました。
その工程自体がとてもワクワクするもので楽しいものでした。

そして自分でじぶんに対してワークしてみました。

するとその結果…

34歳でモテ期到来!
複数のプチリッチな殿方から「是非!」を頂きました。でも迷ったまま「人財プール」へ格納(キープにしちゃってスイマセン…)

そして…

な、な、なんと…

おつきあいを始めてたったの「1週間」で現在の夫と電撃婚約、35歳で結婚ができたのです!
決まる時は早いですね。

ものすごい遠回りをしてきた分、幸福感もひとしお。
夫もお見合いはかなりやっていた模様。
「もう、探さなくていいんだ」という安堵感を二人で噛みしめました。
今でも毎日、幸せと感謝の気持ちでいっぱいです。

よほど私の結婚ニュースがサプライズだったのか、噂を聞いて社内、社外から婚活相談を受けるようになりました。
もともとおせっかいで、相談にのったりマニュアル化をするのが大好きな私です。

私の結婚までの活動をふりかえりました。

最初に必ずやっておくべきだったこと
途中からでも必ずやっておくべきだったこと
全然やらなくてもよかったこと
知らなくて損をしたこと
知らなくてご迷惑をおかけしたこと

などなど沢山の反省ポイントがありました。

当時はこれらのポイントをワープロで作成してお渡していました。
その方々もなんと8割の方が2~3年以内に結婚できました。
(残りの2割は、途中で「息切れ」あるいは「脱線」して活動を辞めてしまった方々でした)

また、うまくいった人には共通点があることがわかりました。
うまくいかなかった人にも共通点があることがわかりました。

それらの共通点もマニュアルに組み込み、アップデイトをしました。

その後、「婚活」という言葉も一般的になり、婚活マニュアルも多く出版されています。
ネットを活用した婚活も手軽に活用でき、「街コン」など多種多様のイベントも身近にあります。

さぞかし今の人達は効率的に婚活をしてるんだろうな、と思ってた矢先、数か月前に相談を受けた女性(39歳)の話にショックを受けました。

(失礼ですが)落第!
まったく非効率的なアプローチに固執している。
これでは一万年たっても男性に選ばれないはず。
お金も時間もまったく無駄に浪費されています。

当然、撃沈の連続。
いまさら合コンにも行けないし…と本人もあきらめムード。

それだけではありません。
同じような状態の友達が沢山いて、いつも女子会で盛り上がっているそうで…

こうなると、助言したいを通り越して怒りすら感じました。
私のハートに火が付きました。
そうだ、ブログを通して私の経験とノウハウをもっと多くの人達に利用してもらおう。

特に、もう時間があまりない33歳からの女子に。
(35歳までに産むとなると33歳から活動を開始してもギリギリです)
戦意喪失してほとんど活動停止になっている女子達にもむけて。

時間とお金をあまり浪費しないように
自分の心の「闇」に意識を向けて、それでもさらに自分が好きになるように
自分を「大肯定」して、いままでの人生は「大吉」だったと思えるように
その「大吉」を相手にも分かち与えたくなるように
ジョーカー男にもめげずモチベーションを維持するように
結果を出すまで続けられるように
そして結果的に、苦しかったけどじぶんの人生で婚活をして本当に良かった~!と思えるように

きちんと自分の心を棚卸しして、望んでいる結婚のすがたをあきらかにし、目標にむけて戦略を立て、効率良く活動する。
そういう意味で、このやり方を「ロジカル婚活」(※1)と名づけました。
(※1 商標出願中)

私は現在、一般企業で働いています。
結婚相談所のカウンセラーではありません。

その分、特定の活動アプローチにこだわらず客観的な本音のアドバイスができると思っています。

自分の経験から、キャリアを大切にしながらも「結婚+子産み子育て」も追及したい女子の不安な気持ちもわかります。
でも、20年近く大企業で管理職もやっているので、婚活、妊活、育児をどう会社がとらえているかもわかります。
反対に言えば、これら女子特有のプライベート活動がキャリアにあたえる影響をどう小さくするかの助言ができます。

ちょうど、就業時間が終わったあとの空いている会議室でこっそりおしゃべりする感じで。

結婚後、私は今度は「妊活」という別の壮絶なバトルに巻き込まれることになります。
一旦は完全にあきらめたもののあきらめきれず、なんと44歳と46歳で長女、次女を出産しました。
「妊活記」については別途お話しようとおもいます。

こんな私の経験やノウハウが少しでも婚活で困っているみなさんのお役に立てればと願ってやみません。

どうぞよろしくお願いいたします。

川合康子

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